2023.08.15 制作に関する事

オリジナルTシャツを作る際に注意しないといけない著作権

オリジナルTシャツを作成する際には、著作権に関する注意が非常に重要です。著作権法に違反する可能性があるため、法的トラブルを避けるために以下のポイントに気を付けることが大切です。

著作権とは

人が心で思ったことや考えたアイデアなどを表現したものを「著作物」といいます。その著作物が守られる権利が、「著作権」です。著作権は、著作物を作った人に与えられます。著作物を利用したい時には、著作権を持っているひとからの利用許可が必要となります。

無断で自分の顔や姿を写真にとられたり、絵に描かれたりすることを拒否する権利を「肖像権」といいます。また、自分の写真や絵を他人が勝手に使用することを拒否する権利でもあります。

芸能人やプロスポーツ選手・政治家などについては、肖像権が保護されている為、無断で使用することができません。

注意！著作権・肖像権の侵害にあたるデザイン
・好きなアイドル、芸能人の写真を使ったもの
・有名ブランドのロゴ
・ディズニーやジブリ映画などの有名キャラクター

著作権を侵害すると、「10年以下の懲役または1000万円以下の罰金」などの罰則が課せられる場合もあります。

著作権や肖像権についてご紹介しました。たとえ個人的に使用する場合も、漫画やアニメのキャラクターや好きな芸能人の写真を使うと、著作権の侵害にあたります。自分自身で使用する場合や、身近な人へのプレゼントであっても、大きなトラブルにならないように著作権や肖像権に気を付けましょう。

著作権法において、創作物に著作権が発生するためには「独創性」が必要です。他人のデザインやイラストを無断で使用することは著作権侵害となりますので、自身でオリジナルなデザインを作成するか、ライセンスを受けた素材を使用することが重要です。

他人の著作物（写真、イラスト、ロゴ、キャラクターなど）をTシャツに使用する際は、必ずその著作物の著作権を尊重し、適切なライセンスを取得するか許可を得る必要があります。一般的に、著作権保有者の許可なく使用することは違法です。

他人が商標権を持つブランド名やロゴを使用することは商標侵害になります。有名な商標やロゴをTシャツに使用する際は、必ず正式なライセンスや許可を取得してください。

一部の国や地域では、パロディやフェアユースの原則に基づいて著作物を使用することが一定の条件で認められる場合があります。しかし、これに該当するかどうかは具体的な法律や判例によって異なるため、専門家の意見を求めることが重要です。

素材やデザインを使用する際は、ライセンスや利用規約をよく確認しましょう。商用利用が許可されているか、クレジットの表記が必要かなど、利用条件を守ることが重要です。

他人の著作物を使用する際は、著作権保有者から正式な利用許可書を取得することを検討してください。許可書には使用条件や料金が明記されています。

オリジナルTシャツを作成する際には、これらの著作権に関する注意点を遵守することが不可欠です。著作権侵害は法的な問題を引き起こす可能性があり、違法な行為を回避するためにも正当な手続きと許可を取得することが重要です。必要に応じて法律専門家に相談し、合法的な方法でオリジナルTシャツを制作してください。