制作に関する事

オリジナルアイテムを作ると時の用語集

オリジナルTシャツを作る上で知っておきたい用語をまとめました。

目次

■デザインに関する用語
フォント
アウトラインフォント
Photoshop
Illustrator
解像度
RGB形式とCMYK形式
レイヤー
デザインテンプレート
著作権
■版・製版・型に関するもの

製版

■プリントに関すること
シルクスクリーンプリント(シルク印刷)
ダイレクトインクジェットプリント
デジタルコピー転写
カラーコピー転写
全面プリント

デザインに関する用語

フォント

コンピュータ画面に表示したり、書籍など紙面に印刷したりするために利用できるようにした書体データのことを指します。

アウトラインフォント

文字の輪郭、つまりアウトラインをデータ化したフォントです。拡大して文字がギザギザになったり、縮小して文字がつぶれたりすることがなく、きれいに表示されます。Tシャツのデザインでは文字を大きく表現する事が多いため、アウトラインフォントが主流です。

Photoshop

写真編集をメインとしたとした有料の画像加工ソフトのことです。撮った写真の色やサイズの調整、合成などができます。
ドットの集合体で画像を表現するので、拡大するとギザギザとした画像になる場合があります。

Illustrator

イメージ画像の作成・編集の有料ソフトです。Photoshopとは提供している会社が異なります。拡大しても画像が粗くなることはありません。

Photoshop→写真の編集・加工
Illustrator→イラストやロゴなどの作成
のように使い分けると良いでしょう。

解像度

デジタル画像の画素の密度を表す数値で、数値が高いほど鮮明な画像になります。
1インチの中にいくつのドットが並ぶかを意味するdpi(ドット・パー・インチ)が単位として使われます。

解像度が低いと、画質が悪く、モザイクのようになってしまうので、Tシャツに使うデザインは200dpi程度のものを選びます。比較的小さい文字やロゴを含んだ画像の場合は、文字がつぶれる事を防ぐために200dpi?300dpiあったほうが良いでしょう。

デジカメやスマホで撮った写真、インターネット上の画像などは解像度が低い場合が多いので、気を付けましょう。

RGB形式とCMYK形式

どちらも、色表現の形式です。RGB形式は、混ぜれば混ぜるほど明るい色へと変化します。一方のCMYK形式は、混ぜれば混ぜるほど色が暗くなります。

オリジナルTシャツをデザインする場合は、RGB形式のデータではなく、CMYK形式で作成しましょう。入稿の際にお店で変換してくれる場合もありますが、CMYK形式はRGB形式よりもくすんだ色合いになります。

レイヤー

レイヤーとは、透明のフィルムシートのようなイメージです。レイヤーを統合すると文字の編集ができなくなってしまうので、お店からの指示がない限り、レイヤーは統合せずに入稿します。

デザインテンプレート

各お店であらかじめ用意されているデザイン集です。絵は苦手、デザインは未経験という方にオススメです。デザインプレートの中から選んだり、少し手を加えたりするだけで、素敵なデザインに仕上がります。

著作権

誰かが創造したものには、必ず著作権というものがあります。ですから、アニメのキャラクターやブランドのロゴなどを勝手に使用してはいけません。デザインの作成には、著作権を侵害しないように気を付けましょう。

版・製版・型に関するもの

シルクスクリーンやデジタル転写というプリント方法の際に必要な「型」のことです。一度作ったデザインデータは保存されるため、リピートして注文する場合は版代がかからないお店がほとんどです。

製版

オリジナルTシャツを作る時に、デザインをプリントするために「版」を製作することを言います。

刺繍を入れる際の、元となるデータ(設計図)です。

プリントに関すること

シルクスクリーンプリント(シルク印刷)

スクリーンにあけた穴からインクを通す事で印刷する技法で、スクリーンプリンティングとも言います。Tシャツへのプリントには古くから用いられ、最も一般的なプリント方法です。
生産枚数が増えるほどコストが下がるので、クラスTシャツやチームTシャツなど大量に作るのに向いています。

ダイレクトインクジェットプリント

製版せずに、生地に直接インクを吹き付けて印刷する方法です。

デジタルコピー転写

カラフルなデザインを大量注文する時に向いています。美しい色彩をデザイン通りに表現できるので、 繊細なグラデーションや鮮明な写真を印刷するのに向いています。

カラーコピー転写

品質は異なりますが、アイロンプリントのようなイメージです。費用的に少数でも気軽にしやすいプリント方法で、Tシャツ生地が淡色(白や淡い色)に限り、 カラフルなプリントができます。
製版の必要が無いので、デジタルコピー転写よりもコストを抑えられます。

全面プリント

全面プリントとは、文字通りTシャツ全面にプリントする事です。
首リブや袖の縫製部分など、段差がある箇所への印刷も簡単に出来ますが、価格は通常より高くなります。

専門的な言葉もありますので、わからない用語があれば事前にしらべたり、
業者さんに確認をとりましょう。